大会長挨拶

第9回 日本サルコペニア・フレイル学会大会のご案内
学会テーマ 「異分野融合による新たなサルコペニア・フレイル対策」

第9回日本サルコペニア・フレイル学会
大会長 真田 樹義
(立命館大学 スポーツ健康科学部 教授)

大会長顔写真

このたびは、第9回サルコペニア・フレイル学会大会の大会長を務めさせていただくこととなり、大変光栄に存じます。役員をはじめ関係の方々に心より感謝申し上げます。本学会大会のテーマは「異分野融合による新たなサルコペニア・フレイル対策」とし、特にフレイル予防に携わる医学、栄養学、運動・健康科学、心理学、社会学などの分野の関係者間の対話を深めることで、新しいサルコペニア・フレイル対策の創出に向けての礎となることを期待しております。

今般のコロナ禍では、外出自粛などにより高齢者の身体活動量が大きく減少しています。身体活動量の不足は、世界保健機関において死亡リスクに関連する主要な要因の1つとして取り上げらており、今後の高齢者のQOLや疾患の発症・重症化大きくかかわってくると考えられます。フレイル対策として、身体活動にターゲットをあてた介入は比較的容易であることから、フレイル予防の第一の選択肢として有効であると考えられます。しかし、2020年4月、コロナの渦中で開始された「フレイル健診」は、十分に進められていないのが現状であり、高齢者の集いの場としての意義も奪われております。したがって、ポストコロナ社会においても実施可能な新たなフレイル対策が喫緊の課題であるといえます。また、身体活動を新たに開始するためには、心を動かす強い動機付けが必要であり、また周辺の社会環境の整備も重要であると考えられます。これを機に、身体的、精神的、社会的なフレイル予防に携わる異分野の専門家が知恵を出し合い、新しい生活様式の中でのフレイル対策について議論する必要があるのではないかと考えました。

今回、「マザーレイク」として知られている日本一大きな湖である琵琶湖を望む、滋賀県草津市の立命館大学びわこ・くさつキャンパスが会場となります。コロナ対策のためにキャンパスでのオンサイトとWEBとのハイブリット開催を検討しておりますが、キャンパスへは、新幹線京都駅から、公共交通機関とバス・タクシーを利用して約30分でお越しいただけます。多くの皆様にご参加いただけることを心より願っております。